今月の人-11月-
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大切なものをなくさない活動

飯坂町史跡保存会は昭和34年頃に設立され、飯坂町の人たちを中心に現在では約260人の会員が在籍しています。奇数月の最終土曜日には、旧堀切邸で「伝承会」を開催しています。古くから伝えられている飯坂町の歴史や、これから伝えていかなければならないことなどを話させていただいています。
十綱橋などは、建て替えられてから来年で100年を迎えますが、昔ながらの欄干や街灯などはもうありません。本来なら文化遺産にも申請できうるべきものがどんどんなくなっていき寂しいかぎりです。そうした「大切なものをなくさない」活動をしているのが史跡保存会なのです。

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飯坂町は有数の史跡の町

飯坂町には今でもたくさんの史跡が残されています。ですが現地には看板や由来などを示す案内のない箇所が多い。そのため史跡の価値をなかなかわかってもらえない。史跡保存会では、寄付を募ったり行政に働きかけるなどして、史跡一つ一つに看板を立てるという活動も行っています。
実は飯坂町は、町の中に史跡が点在するという、福島県内でも有数の「史跡の町」なのです。そうした価値をまずは町の人たちに再認識してもらって、後世にしっかりと残していくことが史跡保存会の役割であると考えています。

この町はおもしろい

史跡保存会では、飯坂町の伝承を紙芝居で残す活動もしています。東湯野地区や茂庭地区の伝承などはおもしろいですよ。有名な「食わず女房」などは茂庭地区で伝えられてきたものです。そのような伝承もまとめて残していきたいと考えています。
飯坂町の地名にはアイヌ語が語源なのではと思われるものも数多く存在します。十綱や茂庭などもアイヌ語との関連づけるとロマンがあり、大変興味を持っているところです。

飯坂町ではそこらへんに史跡があるわけです。ですが当たり前のようにあるがゆえに、町の人も知らないうちになくなってしまったものも数多くあります。
この町はおもしろいんです。それをぜひ多くの人に知っていただきたいですね。