今月の人-10月-

毎年、10月の第1土曜日を中心に3日間かけて行われる八幡神社の例大祭。今年は10月4日(金)5日(土)6日(日)の日程となります。
中でも、5日の夕方に行われる宮入りは「飯坂けんか祭り」と呼ばれ、岸和田(大阪)の「地車祭り」、角館(秋田)の「飾山ばやし」とともに「日本三大けんか祭り」に数えられています。

八幡神社の宮司、斎藤さんにお話を伺いました。

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町の一体感を生み出す
「けんか祭り」

けんか祭りの今の形ができたのは明治の初期頃と聞いていますので、もう150年ぐらいになりますね。昔はそれこそ屋台がグシャグシャに壊れるまで激しくぶつかり合って、バラバラになった屋台の柱をかついで帰ったこともあると聞いています。
今は一定のルールを設けていますから安全に行われていますよ。
でも名前が「けんか祭り」ですから(笑)とにかく熱気にあふれる夜になります。今の時代にあって、町全体がひとつになる、人々に一体感が生まれるということはとてもありがたいことだと思っています。

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飯坂気質が融合した伝統と文化

元々は、神輿が帰ってしまう(宮入りする)と楽しいお祭りが終わってしまうので、帰れないように屋台で妨害していたことが始まりです。いつしか屋台どうしがぶつかり合うようになり「けんか祭り」と呼ばれるようになりました。
けんか祭りは、秋の例大祭の行事のひとつですから、五穀豊穣を感謝する例大祭そのものに多くの方の参加をいただけることもありがたいですね。
千穐楽には太鼓の打ち合いもあり、その競演は見事ですよ。

私も飯坂町に戻り約30年になります。飯坂町を外と中の両方から見ていますが、個性がぶつかり合う飯坂の人たちの気質に、けんか祭りはぴったりくるのかもしれませんね。