
寺号を「中野山大正寺」といいます。明治三十六年に大本山永平寺六十四世の森田悟由禅師が不動尊境内に、いまの本堂を建立し、それまでの修験道を「曹洞宗」に改宗して、禅師がご開山になられました。
本殿の後深草天皇の持仏とされていた「厄除不動明王」は ”勅願仏(ちょくがんぶつ)”ともいわれる尊いお仏像です。
このように、いまの厄除不動明王は、七百年にわたる有為天変の中に数奇な運命をたどられたのでありますが、いまも厄難除けと病魔退散の不動明王として広く知られ、毎年二月から三月のご開帳(歳祭り)には、およそ二十万人の参拝でにぎわいます。大法要や団体祈祷はここで行われます。